1st mini album『静かなる隣人』を発売します。


こんばんは。お久しぶりです。

1st mini album 『静かなる隣人』を今月中に配信します。

初めに、アルバム二曲目の「glass beads」という曲のMVを公開しました。


https://www.youtube.com/watch?v=L_XPAKSqSRQ


11月の暮れにカメラを買って、撮って、編集しての毎日でした。

まず感想が一言、ほんとわからん。でもそういうのに頭を抱えてる日々が楽しい。

何かを作ってる人ならわかると思います。音楽も映像も同じだね。


実はこの曲は、というかこのアルバムのほとんどの曲が2018年の秋には完成していました。出し惜しみをしていた訳じゃなくて、なるべく自分の手で少しずつ形にして行きたかった。

長い時間をかけて、純度の高い状態で、自分と作品の距離感を調整してきたつもりです。

そういった意味でも自分でMVを作りました。


技術や知識の面では最後まで「ほんとわからん」状態だったのですが

やっぱりイメージみたいものは強くあって。

音楽を作る時って、感情や雰囲気みたいなものが

視覚的なものと一緒にボワッと頭の片隅にあるんですよね。


例えば10代の時に書いた「mizuyari」という曲は

真っ白い病室の片隅で、愛する人に包まれながらひっそりと死を迎える時の感覚。


「銀の鎖と髪飾り」という曲は

古い西洋風な石畳の街で、時計台の音が鳴り響くようなノスタルジックな感覚。


ですが正直なところ、今回発表した「glass beads」に関しては

あまり強いイメージが湧かなかった。

というより、意図的に具体的なイメージに近づけたくなかったのかもしれません。


ただ一つ最初から最後まで頭から離れなかったのはゆらゆらとした光。

クラヴィラックスの光です。


この楽器のことをご存知でしょうか。

古典的な方法で光と音を同時に表現することのできる楽器です。

これを使って作られたのがThomas Wilfredの「Opus161」という芸術作品。

https://www.youtube.com/watch?v=gbs3NQ2mf4c

テレンスマリックという寡作で有名な映画監督の「ツリーオブライフ」という作品で知りました。

アメリカの片田舎に住む一家の物語と、宇宙の創生の映像が交錯的に流れる哲学的な作品です。そして時折このクラヴィラックスの光が場面を挟みます。


この光がなんなのか。

神の象徴か、祈りそのものか、宇宙のガスか、いつか人間の形を成すものなのか。

僕にはわかりません。


「glass beads」という曲もそういうもので、凄く大きなものについて書いたつもりです。

わからないし、言葉にできないけどゆらゆらと揺れている光のようなもの。

そこに何があるのか、これから考えていきたいと思います。



2020年も宜しくお願い致します。



吉屋 真

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